さて少し話を変えて、今度はインターネット利用者の特徴についてお話ししてみます。
地方に支店を出すときには、その地域の特性やお客さんのことをいろいろと調査すると思いますが、 インターネット支店であるホームページも同じです。
御社のホームページにアクセスしてくるお客さんの特徴を、ご説明しましょう。
インターネット利用者の特性として、まず第一に「非常にせっかち」 だということがあげられます。
一般的に、ホームページの最初の画面が表示されるのに8秒以上かかると、 画面を見るのを諦めてしまうと言われています。
ですから、ホームページの最初のページにグラフィック画像を多用したり、 音の出る機能をつけたり、アニメーションをつけたりした結果、表示するのに時間がかかると、 誰も見てくれないということになります。
とにかくインターネットで一番嫌われるのは、 「表示するのに時間がかかるホームページ」です。 ホームページの作り方の基本として覚えておきましょう
「せっかちな」インターネットユーザーに自社のホームページを見てもらうためには、 とにかく「表示が早い」ホームページを作るように心がけてください。
第二の特性として、「画像をそれほど喜ばない」という点があげられます。
多くの人が、絵とか音とかで視覚的に訴えたほうがユーザーは喜ぶだろうと、 誤解しています。でもインターネットユーザーは、 画像を見るためだけにホームページにアクセスすることはほとんどありません。
芸能人ホームページとアダルトサイトを除けば、 画像をたくさん貼り付けたほうがアクセスが増えるということは、まずありません。 逆に表示に時間がかかるのでアクセスは激減します。
最初のトップページで、抽象的な絵がクルクル回るようなホームページが時々ありますが、 こういうホームページはユーザーから酷評されます。 「そんな絵を見たくてアクセスしたんじゃない」って感じなのです。
画像はあくまでも補助的手段として、 控えめに利用するのがホームページの作り方のポイントです。
逆にインターネットユーザーは「文字を読むのが非常に好き」といえます。
ユーザーがホームページにアクセスする理由の9割以上は、何らかの情報を入手するためです。 商品の情報、価格の情報、企業の情報。全て文字情報です。
つまり情報を入手しようとすると、どうしても「文字」を読まざるを得ないわけですので、 インターネットユーザーは文字を読むことに何の抵抗感も持っていません。
実はインターネット上の人気サイトのほとんどが、豊富な情報を「文字で」提供しているサイトなのです。 例えば、Yahoo!やMSNといった、日本の代表サイトでは、ほとんどの情報が文字情報です。 画像等は一部にしか使われていません。
ホームページの人気は、役に立つ情報がどれだけ得られるかに大きく依存します。 そしてその情報が「文字」で提供されることを利用者は喜ぶのです。
以上を整理すると、あなたのインターネット支店(ホームページ)を訪れるのは、 「非常にせっかちで」「画像よりも、文字で書かれた情報が大好きな」お客さんだということになります。
したがって、あなたがホームページの作り方として覚えておくべきことは、 画像や音声を多用した「見栄えがよいけど、表示が遅い」ホームページではなく、 「文字で充分な説明がされて、情報がたくさんある」ホームページを作ること、を心がけてください。
そしてこのことは「文書が書ける人なら誰でもホームページを作れる」 ということを意味します。
綺麗でお洒落なホームページを作ろうと思うと、 どうしても画像をたくさん使ったホームページとなってしまい、 プロにお願いする必要があります。でも、文字中心のホームページなら、誰にでも作れます。
言い方を変えると、「プロが作った、画像てんこ盛りの綺麗なホームページ」よりも、 「素人くさくても、文字中心で情報が豊富なホームページ」の方が喜ばれる、ということです。
さてもう一点、忘れてはならないポイントがあります。 それは、ホームページは荒野の一軒家だ、ということです。
あなたが地方に支店を出店するときには、人通りが多い所に支店を出しますよね。 人通りが多い場所に支店を出せば、あとは目立つ看板やお洒落なショーウィンドウで、 お客さんは放っておいても店の中に入ってきます。
でもインターネットでは、あなたのホームページの前を通るお客さんは一人もいません。 あなたがインターネットにホームページを出したとしても、 あなたのホームページができたということを知っている人は誰もいないのです。
現実の支店であれば、通りを歩いていて新しい店ができれば皆それに気が付きます。 でもインターネットという荒野にあなたが支店を出しても、教えてあげなければ誰も知りません。 だからホームページを作っただけでは、お客さんは誰もアクセスしてくれないのです。
言い方を変えると、 現実の支店では「店の前を通っているお客さんをいかに店の中に連れてくるか」がポイントです。
一方、インターネット支店では「あなたのホームページの存在を知らない人に、 いかに知ってもらうか」がポイントなのです。
したがって、ホームページ(インターネット支店)では、現実の店に比べて、 「販促」の重要性が格段に増すわけです。
次は、「ドメイン名の重要性」です。